2008年5月11日日曜日

スペンサーの料理

この本は就職して2年目くらいのときに料理本として買った。なかなか楽しい本で、3部構成の第1部はスペンサーシリーズに出てくる料理の解説(というか薀蓄)と作り方、第2部はお酒の薀蓄、第3部はボストンのレストランガイドになっている。ボストンに行ったことないし、お酒も飲めないので、もっぱら第1部だけ活用しているだけだが、単なる読み物としても面白いので損はない。

この本を買ったのはちょうどワインブームの頃だった。僕も会社が終わると毎日のようにそのままの足で三越に行き、ワインのハーフボトルを買って帰ったものだ。それからその頃はまだ結婚してなかった今の妻と夕食を作り、ワインを飲みながら食事をした。ワインは、最初はハーフボトルで売っているブルゴーニュを片っ端から買っていき、それが尽きるとイタリアワインをこれまた1銘柄ずつ買っていった。と言ってもぼくはロクに飲めないのでなんとか1杯だけ、残りはみんな妻が飲んだ。

料理はパスタとかイタリア(風)料理が多かったが、毎日とっかえひっかえいろんな銘柄のワインを飲んでるわけだから、料理の方もそれなりにある程度バリエーションが欲しくなる。そういうわけで、書店で見つけたちょっと毛色の変わったこの本を買ってみたわけだけど、今から考えるとけっこうヒマなことやってたんだなと思う。何ヶ月かするとワインの方は飽きてしまい、アルコールなしの食事に戻ったけれども、そのときに覚えたいくつかの料理はそのままレパートリーとして定着した。

この本に載っている料理の中で、うちで作って好評だったのは「ピスタチオとバジリコ・ソースあえのスパゲティ」と「チーズとオリーブのギリシャ風サラダ」だ。簡単に作れるわりに、意外にもプロっぽい香りと味になるので、お客さんが来たときにもいいと思う。