10年以上前、まだ結婚するかしないかのころ、今の妻とよく旅行に行ってよく老舗ホテルに泊まった。日光の金谷ホテルとか、山中湖ホテルとか、それから山の上ホテルにも行った。横浜のバンドホテルなんかは何回も泊まったな。
山中湖ホテルでは、就職したばっかりでお金もないくせにディナーでワインを頼んでちょっと緊張した。ソムリエに注いでもらってテイスティングしたって味なんかわからないし、そもそもそれ以前に酒が飲めない。それでもワインを頼んだのは、妻が飲めるのと、あと立派なレストランなのでワインくらい注文しないといけないのかなと思ったからだ。でもそれからほどなくして山中湖ホテルはなくなってしまった。
山の上ホテルでは、チェックインして部屋に通されるとすぐにメイドさんがお茶を持ってきてくれるのだが、そうとは知らずに着替えをしていて、ズボンを膝まで半分降ろした状態でメイドさんと対面してしまった。メイドさんは部屋に入るときにちゃんとノックしてくれたのだが、妻が何も考えずに中へ通してしまったのでそんなことになってしまったのだ。あれは今思い出しても恥ずかしい。
上の写真は7年前に東京ステーションホテルに泊まったときに撮ったもの。そのときの日記にはこう書いている。
2001/08/31 (金)
出張で「東京ステーションホテル」に2泊して帰ってきた。「日光金谷ホテル」みたいに由緒正しい古いホテルで、客室 (とくに浴室)の使い勝手などは今時のシティホテルに劣るけれども、規格化された現代のホテルにはない面白みがある。一言で印象を言えば、古い映画に入り込んでしまったような気分だ。拙者が泊まった部屋は東京駅の丸の内南口のドームをぐるりと取り囲むように位置している部屋のひとつで、窓から外を見るとドームの内側が見渡せるようになっていた。勤め帰りのビジネスマンやOLが改札口に次々吸い込まれていくのを眺めるのはなかなか愉しかった。
出張で「東京ステーションホテル」に2泊して帰ってきた。「日光金谷ホテル」みたいに由緒正しい古いホテルで、客室 (とくに浴室)の使い勝手などは今時のシティホテルに劣るけれども、規格化された現代のホテルにはない面白みがある。一言で印象を言えば、古い映画に入り込んでしまったような気分だ。拙者が泊まった部屋は東京駅の丸の内南口のドームをぐるりと取り囲むように位置している部屋のひとつで、窓から外を見るとドームの内側が見渡せるようになっていた。勤め帰りのビジネスマンやOLが改札口に次々吸い込まれていくのを眺めるのはなかなか愉しかった。
人に見せるつもりのない日記なので偉そうに「面白みがある」なんて書いてるし、なぜか1人称が「拙者」になっている。変な文章で我ながらイヤになるが、面倒なのでそのまま上げてしまった。ホテルは営業再開後も昔の雰囲気が残っているとうれしいけど、どうなるんだろうか。
