もうすぐ3人目の子供が生まれるというのに、まだ名前が決まっていない。上の2人に続き、次も男の子ということはとっくにわかっていたのだが、上2人でアイディアを使い果たしてしまったので、なかなか良い名前が思いつかない。今月末くらいには生まれそうなので、そろそろ何とかしないと・・・などと考えているうちに、上の子が生まれたときのことを思い出して、古い写真を引っぱり出してきた。
この写真は一番上の子が6ヶ月のときのもの。前月に心臓の手術をしたばかりだが、もうだいぶ元気になって笑っている。ウ~ン、この頃は本当に可愛かった! この子も今はもう小学2年生、体が丈夫になったのはいいが、すっかり悪ガキ面になって、赤ちゃんだったころの面影はもうない。おまけに面構えだけでなく、素行も悪ガキそのものだ。
先日、学校の家庭訪問があり、担任の先生が家に来た。僕は仕事で不在だったが、産休中の妻が応対した。家庭訪問というのはふつう、子供の学校での態度や様子、学習状況などを教えてくれるものだと思っていたが、夕方帰宅して妻にどうだった?と聞いてみると、学校の話は一切出ず、秘密基地の話だけで終わったと言う。はぁ?
秘密基地というのは、ウチの子と近所の友達と一緒にどこか近所に作ったものらしく、「オレ、今日秘密基地で遊んだ」などと子供が言っているのを何回か耳にしたことがあったので、僕も一応その存在くらいは知っていた。男の子だったら一度や二度は、そうした遊びをしたことがあるはずだ。だから、それまで特に気にしたこともなく、咎めだてしたこともなかった。
その秘密基地はどこかの家の裏庭みたいなところにあったようだ。子供らが頻繁に遊びにやって来ては、騒いだり、持ってきたお菓子を食べたりしたため、家の人がうるさくて閉口したらしい(ウチの子はひときわ声が大きい)。それで、あなたたちどこの子?と聞いたところ、ウチの子が元気に名前と学校名を答えたため、そのまま学校に通報されてあえなく御用となった。
子供らは先生に叱られて、秘密基地を別の場所へ移動した。しかし、移動した秘密基地へ行くときに、やはりその家の裏を通らなければならず、その際相変わらず周囲をはばからず大声で騒いでいたため、何日も経たないうちにまたもや学校に通報されてしまった。さすがに今回は単に叱るだけでは済まされず、担任の先生ともう1人の先生で現場まで行って事の次第を確かめることになったらしい。それで先生らが子供らに案内させて秘密基地に行ってみると、確かにそこに秘密基地らしきものがあり、お菓子を食べたり、何やら活動した痕跡も残っていた。驚くべきことに、秘密基地にはトイレもあり、聞いてみると子供たちはそこでときどき小便をしていたと言う。ただウチの子だけは小便だけでは飽き足らず、なんとウンチまでしていたらしい。これにはさすがに先生も唖然としたようだが、その日はもうウンチは跡形もなく消え去ってため、それ以上おおごとにはせず、家の人に謝って帰ってきたらしい。
で、その翌日がウチの家庭訪問の日だった。当然秘密基地の話になり、結局事の一部始終を説明しただけで家庭訪問の時間を使い切ってしまった、というわけだ。妻もこのとき初めて秘密基地の実態を知り、だいぶ恥ずかしい思いをしたようだ。やれやれ。
僕は心中ひそかに、家庭訪問のとき家に居なくて良かったと思っていたのだが、数日後たまたま休みを取って家に居たところ、今度は下校途中でウチの子供が行方不明になる事件が発生した。学校や子供の友達の家に電話したりして一騒動になったが、結局家に寄らず無断で友達の家に行っていたことが判明し、親子ともども学校へ行って担任の先生や教頭先生に平謝りに謝る羽目になった。少しくらい悪ガキでもいいが、親に恥をかかせるのはいい加減やめてほしい。
