2018年1月1日月曜日

ひいらぎ

今年も正月は福岡に来ている。

ひいらぎという珈琲店が元日も午後から営業しているというので行ってみた。有名な老舗店らしい。地下鉄七隈線の桜坂駅からちょっと高級そうな住宅街の曲がりくねった道を5、6分ほど行くと、護国神社の裏手の広い道路に出る。そこを少し行ったところに店があった。

中に入ると左手に黒光りのする重厚な作りのカウンター席、右側にテーブル席があり、いかにも老舗の趣がある。カウンター席に座りブレンドコーヒーを注文する。器は選べるということで、近くにあった源右衛門を選択した。腰をおろしてちょっと落ち着くと、だんだん周囲が見えてくる。店内は小さな音量でバッハのチェンバロコンチェルトが流れている。ちょうど目の前でレコードプレーヤのターンテーブルが回っていて、LPレコードでかけていることに気づく。どうりでいかにも大時代的な演奏なわけだ。フルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルハーモニー演奏(実際そんなレコードがあるかどうかは知らないが)みたいな、いまどきの演奏会では聴くことのない重厚な演奏だが、個人的にはこういうのも好きだ。店内にはほかに本がまばらに置かれているが、多くは美術書のようだった。店主の趣味なのかもしれない。

で、肝心の珈琲の話だが、僕はブレンドコーヒー、妻はチーズケーキとブレンドコーヒーのセットメニューを注文。コーヒー単品が900円、セットが1500円なので安くはない。しかしコーヒーは香りが高く、美味しかった。チーズケーキも一口分けてもらったのだが、こちらも適度に酸味があり、コーヒーによく合う。

時間もあったし、ゆっくりしたかったのだが、カップが小ぶりなこともあってさっさと飲み干してしまった。次回はもう少しゆっくりしたい。